別海町出身の河崎秋子さんが「ともぐい」で直木賞を受賞。
根室など北海道の大地と相対しながら生きる人々の光景がリアルに脳裏に浮かぶ小説には、引き込まれます(「絞め殺しの樹」)。
また馬や蚕、ミンクやハッカなどを生活の糧としていた開拓時代の人々の艱難辛苦は、つい忘れがちな先人への満腔の敬意を思い出させてくれます(「土に贖う」)。
受賞作「ともぐい」は釧路管内白糠町が舞台。
熊などの狩りをして暮らす人の息遣いが伝わってくる、お勧め小説です (^_^)